飲食店の店長の悩みはスタッフとコミュニケーションの取り方で大体解決できる!

飲食店で店長しているタカジン@takajintencyoです。

 

「スタッフとコミュニケーションの取り方がわからない」

「スタッフ教育が苦手」

「チームがまとまらない

 

このような悩みを抱える店長に向けた記事になります。

 

正直、店長の悩みの大半はスタッフとのコミュニケーションによって解決できると思っています。

 

なぜスタッフとコミュニケーションの取り方が大切なのか。

 

飲食店の店長に求められることは売り上げと利益を上げることですよね。ではその売り上げと利益を作り出しているのは誰でしょうか。

 

それは店で働く全従業員であることに他なりません。なぜならお客様に接客をするのも、料理を作るのも全従業員ですから。つまりお客様を喜ばせて、再来店したくなる気持ちにさせているのは全従業員なのです。

 

間違っても、売り上げも利益も店長が作り出しているとは思わないでくださいね。売り上げと利益は全従業員で取り組んだ結果ですから。

 

そのために店長の役割はスタッフのモチベーションを上げること、楽しく働ける環境を作り出すことであり、それはコミュニケーションの取り方が多いに関係してきます。

 

だから店長の悩みの大半はスタッフとコミュニケーションの取り方で解決できるというわけです。

 

コミュニケーションの取り方で人材不足にならない

 

例えばスタッフの離職率と定着率はコミュニケーション次第です。スタッフが辞めない環境を作れれば人材不足に悩まされることはありません。スタッフが楽しく働ける店には友達を紹介してくれます。

 

僕は一時期、大学生が卒業で大量に退職した時期があって、その後なかなか採用できなくて人材不足で苦しんでいました。

 

ある日、1人のスタッフをやっと採用できたんです。僕はそのスタッフを絶対に辞めさせないと思い、大切に育てました。実際に早く戦力にしないと厳しかったのもありました。

 

その内に友達を紹介してくれたんです。紹介してくれた友達に「なんでうちで働いてみたいと思ったの?」と聞くと「友達から良い店だよ。良い店長だよ」と聞かされていたことを言ってくれました。

 

この時に僕は

 

「働いている店に愛着を持てば仲間を連れてくるもんなんだ。」と感じたんです。

 

その後も紹介は続き、人材不足のピンチは求人費を1円もかけることなく解消されました。

 

大体、離職率の高い店、人材不足の根本的な原因は楽しくないからです。

 

楽しくないのは、やる気を引き出せていなかったり、一緒に働く人との信頼関係が浅いからであり、コミュニケーションが原因にあります。

 

スタッフ教育はコミュニケーションで決まる。

教えているのに言うことを聞かない、言ってるのに伝わらない。こういうことはありませんか?

 

例えば朝礼であなたの熱い気持ちを熱弁してるのに、スタッフの表情は聞いてるのか聞いてないのかわからないような表情をしている。つまらなそうに話を聞いている。みたいなことありませんか?

 

この原因はあなたの言葉をただ聞き流しているだけの状態です。つまり伝わっていないのです。

 

あなたも経験あると思いますが、学生のころ、校長先生の話って退屈だなーと思って聞いてませんでしたか?それと同じようなものです。逆にあなたが憧れる人の話は真剣に聞きますよね?

 

つまり人は聞きたい人の話は積極的に聞くし、聞きたくない人の話は真剣には聞かないんです。

 

これがスタッフ教育をする上で大切なことです。あなたの言葉をスタッフが受け止めるかどうかはあなたとの関係次第なんです。しっかりと信頼関係ができているかどうかがスタッフ教育は大切になります。

 

スタッフとコミュニケーションはどうすればいい?

 

「コミュニケーションが大切なのはわかった。じゃあどうすればいいの?」きっとこのように思うかもしません。

 

コミュニケーションの基本は相手を知ること。理解すること。

 

ぶっちゃけ難しく考えずに、まずはこれを意識しましょう。

 

 

信頼関係は理解することから。

スタッフと信頼関係を築くにはスタッフのことを理解することから始まります。

 

どういうことか?それは人は自分のことを理解してくれる人に心を開きます。例えばあなたが失恋してすごく心が傷ついていて、苦しんでいるけど誰にも言えないとします。

 

元気がないあなたを心配した1人の知り合いが悩みを聞くよと言ってきました。その知り合いとはそこまで仲が良いわけではないけど、誰にも相談できず、1人で苦しんで落ち込んでいたあなたは失恋したことを話しました。

 

するとその友人は親身になって話を聞いてくれ、励ましてくれました。あなたの苦しみを受け入れてくれたことに安心感を感じますよね。そこで初めて相手に心を開くと思います。

 

これが信頼するということです。

 

人は自分のことを理解して、受け入れてくれた人を信頼するんです。だからあなたがスタッフと信頼関係を築きたいのならば、相手のことを理解することからなんです。

 

ここでいう理解するとは、相手に興味を示し、話を聞いて受け入れてあげることです。それで相手は「自分のことを分かってくれるんだ!」と理解されたと感じるからです。

 

ちなみに僕は新人スタッフとはできるだけ仕事以外の話をめちゃくちゃします。

 

学生ならば将来の夢は?なんでその夢を持つようになったの?とか部活は何してたの?なんでその部活に入ろうと思ったの?兄弟は?得意な教科はなんなの?もcいベーションが上がるのは何をしてるとき?みたいなことを聞きます。

 

できるだけ、あまり人に聞かれないようなことを聞くようにしてます。するとあまり人に話したことがないようなことを僕に話すことになるし、相手のことを肯定して話を聞いています。

 

例えば相手の趣味が料理なら「料理好きなんてステキだね!絶対、恋人に喜ばれるよ!」

 

相手の得意教科が数学なら「数学が得意なんて尊敬する!俺めっちゃ数字苦手だから」みたいに相手のことを肯定して聞き入れます。間違っても否定は厳禁です!!

 

新人は「どんな店なんだろう、どんな店長なんだろう」と不安な気持ちなので、早く打ち解けることが大切なので仕事以外の相手のことを話すようにしています。

 

 

話しやすい雰囲気作りをする

 

スタッフが働きやすい環境を作ることも店長としてすごく大切なことです。そのためには安心して店長に話しかけやすい雰囲気を意識することも大切です。

 

そのために常に意識することは、

 

  • 笑顔を絶やさない
  • 積極的に挨拶
  • 話しかけ

 

を店長から行うことです。

 

笑顔を絶やさない

笑顔でいることは言うまでもなくスタッフに安心感を与えますよね。笑顔の店長と真顔の店長なら笑顔の方が話しかけやすいですよね。だから笑顔を絶やさないことです。

 

積極的に挨拶

そして挨拶は積極的に自分から行ってください。挨拶は相手のことを承認することです。逆に挨拶がないと気にかけられていないと感じられます。

 

また挨拶からコミュニケーションが生まれますので、とても大切です。

 

ちなみにもっとも効果的な挨拶は名前を呼んで「○○さんおはよう!」このように挨拶をすることです。名前を呼ぶことで、あなたに挨拶をしてるんだよ!というメッセージになります。

 

話しかけ

話しかけは全員へ行うことを心がけましょう。人はどうしても話しやすい人ばかりに話しかけることが多くなってしまいます。すると周りからは「店長は気に入った人にしか話かけないんだ」と思われます。

 

すると話しかける頻度が少ない人は「自分には関心がないんだ」と感じてしまいます。だから全員に必ず話しかけをすることが大切です。

 

「話しかけって何を話すればいいの?」と思うかもしれませんが、雑談でもなんでもいいです。

 

話しかけて気にかけてると思わせることが大切です。

 

そして話しかけをして、相手の話に耳を傾けることが何よりも大切です。耳を傾けることが相手のことを理解してあげることにつながりますから。

 

 

ちなみに僕はよく「○○さんおはよう!何か良いことあった?」とか「おはよう!最近どう?」とか「おはよう!なんかあった感じ?」など、こんな感じで話しかけてます笑

 

挨拶の声のトーンや表情を見て言葉を変えてる感じです。

 

まとめ

 

コミュニケーションで悩むことは多いと思いますが、この記事で解説したようにそこまで難しく考えずに、スタッフに関心を寄せて、話を聞いてあげることがとても大切です。

 

僕の事例からわかるようにすごく気軽な感じです。

 

店長だからと固く考えずに目線をあわせて、気楽にコミュニケーション取っていきまそう。